知らなくても全く問題はありませんが(笑)
知っているとちょっぴり嬉しい豆知識です。
みなさんは、どれだけご存知でしたか??
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喜多方らーめんの特徴は、なんといっても独特の太い縮れ麺ですが「熟成多加水麺」という名前のとおり、ある程度の期間熟成させてコシと粘りを引き出した方がおいしいと言われています。すなわち、出来たての麺はあまりおいしくない?というより、コシが弱いという事なのです。
ですからほとんどのお店では、お客様用の麺は冷蔵庫で2日〜3日寝かせてから提供されていますが、中には、自分たちが食べる麺は5日〜6日寝かせてから・・・というお店もあるそうです。
現在、自家製の麺を打っているお店はほとんどありませんが、地元に数社ある製麺業者はかなりレベルが高いので、色々なお店で食べ比べてみてはいかがですか?
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喜多方でらーめんを食べた経験があれば分ると思いますが、スープは基本的にはどの店もあっさりしています。ほとんどのお店が豚骨ベースなのですが、九州らーめんのような煮込み方をしないのでスープが濁らないからです。
では、どのお店も同じような味なのかというと、そうではありません。ベースのスープに加える材料がお店によって全く違うからです。鶏ガラや煮干しをたくさん使うお店があるかと思えば、一切使わないお店があったりしますし、野菜や乾物の配合、脂の量なども独特です。
したがって、一口に「喜多方らーめん」と言ってもけっして同じ物は無いのです。仕込みに時間も手間もかかるスープは、店主の命と言っても過言ではありません。
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スープがそのお店独自の味であるが故に、チャーシューもそのスープに合うものでなければいけません。したがって喜多方ではほとんどのお店が自家製チャーシューを使っています。
材料は豚のバラ肉が多いですが、モモ肉や肩ロースを使ったり、或いは両方を併用しているお店もあります。味付けに関しても、チャーシュー込みでらーめん全体のバランスがとれる濃い目の味付けや、けっしてらーめんの味を乱さない控え目な味付けまで様々です。
ただ一つ共通する事は、他の地域のらーめんよりは確実に重要な存在であり、量も多いので一度食べてみる価値はあると思います。ちなみにチャーシューは「叉焼」と書きます。けっして「焼豚(やきぶた)」ではありません、念のため・・・。
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このサイトでもそうですが、喜多方のらーめん店紹介の広告物には必ず「不定休」という表示のお店があります。簡単に言うと「休みが決まっていない」という意味なのですが、ほとんど休まないお店も頻繁に休むお店も「不定休」なので、初めて耳にする人には理解しにくいと思います。
これは、都会のらーめん店と違って家族単位でお店を営んでいる都合上(中には二人で切り盛りしているところも・・)どうしても休まなければならない場合があるので、やむを得ずにしている事なのです。それから営業時間ですが、冬場(11月下旬〜3月初旬)は暇なので必然的に早目に閉店するお店が多いですし、季節に関係なくスープが無くなり次第閉店というお店もあります。
要するに、この事情が理解できていなければ営業時間外や定休日に遭遇する可能性が高いので、電話で営業時間を確認してから行く方が無難だということです。ただし、麺が茹で上がっている途中で電話に出る店主はいませんので(それだけ真剣にらーめんを作っているという事です)、ご理解ください。
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喜多方のらーめん店のご主人は、土地柄のせいか気さくな人が多いです。ご主人といっても別に男性ばかりではなく、女性のご主人(女将さん?)というケースも多々あるのですが。いずれにせよ、私達らーめん好きの立場で考えれば気軽に話が出来るご主人というのは非常にいい事ではないでしょうか?
「らーめんがおいしければそんな事はどうだっていい!」という反論も聞こえそうですが、どうせ食事を摂るのなら楽しい方がいいですよね?医学的には消化の良し悪しにも関わるらしいですし・・・(笑)。
それからなんと言っても喜多方では、味の調節(しょっぱくとか脂っこくとか)をしてくれるお店が多いので、早くなじみになって自分の味を覚えてもらうのも、喜多方らーめんを楽しむ方法ではないでしょうか?
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喜多方の街を散策していると、「春夏冬中」という看板を掲げたお店がよく目に付きます。これは別に喜多方に限ったことではないと思うのですが、意外と読めない人が多いらしいので記載しておきます。
「あきないちゅう」と読み、商い中(営業中)の意味です。もちろん”春夏冬”には”秋”がないからなのですが、なかなかお洒落だと思いませんか?
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